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B エンターテイメント関連の授業
アンダーソンを選んだ方の中には、エンターテイメントビジネスに興味のある方が毎年いらっしゃるようです。また、直接仕事にしなくても、少しハリウッドのビジネスの仕組みを知っておきたい、という方もいらっしゃるでしょう。ここではそういう方の為に、アンダーソンならではとも言えるエンターテイメント関連の授業について、Class of 2Kのモラッドハジャティ史織さんの経験に基づいて特別にご紹介します。取れる授業は大きく分けて、アンダーソンのMBA Program内の授業と、UCLA Film
SchoolのProducer's Programの授業になります。前者は選択科目として通常の授業と同様に単位が取れ、後者はFree Electiveと呼ばれ、12単位(4単位なら3科目)まで卒業単位に加えることが許されます。
Law and Business of the Entertainment Industry
Instructor: M. Kenneth Suddelson, Esq.
これはFilm Schoolの授業で、主に映画製作に関わる法律問題を扱います。(従ってLaw Schoolの人も多い)アメリカの著作権法の仕組み、原作の映画化権の取得、Product Placement、映画音楽の権利取得、資金調達/配給に関する問題など、映画製作の多岐にわたる分野について学ぶことができます。Instructorはこの授業の進行役といった位置付けで、毎回各分野のエキスパートがゲスト講師として呼ばれ、分野によりしっかり講義が行なわれる場合や、質疑応答が中心となる場合があります。各分野のエキスパートと接触できるので最新の問題についても議論でき、ビジネスの側から映画製作やその他エンターテイメントに関わるためには知っておかなければいけない知識が学べます。
Institutional Issues and Change in the
Entertainment/Communication Industries
Instructor: Prof. Jeff Cole
これはアンダーソンの授業。テレビ・映画を含めた業界事情を様々な角度からInstructorが講義を行なう。映画・テレビ(地上波・ケーブル)業界の歴史に始まり、その将来展望、各業界の規制事情(特にテレビ)、近日公開される映画についての情報・ビジネス展望などこれまた非常に広い分野にわたります。カバーの範囲が広い分だけ、講義が拡散しがちですが、アメリカのテレビ・映画業界についての知識が広がること間違いなしでしょう。
Position in Changing Entertainment Landscape
Instructor: Prof. Jamal Shamsie
アンダーソンの授業。他の授業がかなり実地に近い情報を扱って、あまり統制なくそれを提供しているのに、この授業はかなり厳しくビジネスストラテジーの見地から(1年目の春学期にコア科目のビジネスストラテジーで基礎的なフレームワークを学びます)エンターテイメント業界についてのケーススタディを行うものです。Prof. Shamsieは人により好みがあるとは思いますが、こういった角度からエンターテイメント業界を研究されている数少ない一人で、情報の洪水におぼれることなくエンターテイメント業界でのビジネス戦略を考える貴重な機会だと思います。2年生向けのコースということになっていますが、もしその後にエンターテイメントビジネスを主に勉強するつもりならば、1年目でとっておくことをお勧めします。
International Financing and Distribution of
Independent Feature Films
Instructor: Steve Fayne, Esq.
Film Schoolの授業。映画製作のための資金調達についての授業。Independent Producerとして資金調達をすることを前提とし、アメリカ以外の地域へのプリ・セールスや完成保証 (Completion Bond)、国内配給、国際配給とその資金繰り、エクイティ・ファイナンスなど、要するにどうやって映画制作資金を手に入れて、管理するかということを勉強します。映画を製作する上でどう資金が流れるかという事がはっきり分かる授業です。
Distribution and Exhibition of Motion Pictures: The
Devil
Instructor: Tom Sherak (Chariman of 20th Fox Domestic Film Group)
Film Schoolの授業。映画の配給ビジネスについてのクラスです。当然の事ながら、映画をビジネスとして捉えるのはメジャースタジオの役割であり、アメリカ国内配給はそのビジネスの核となっています。これを知り尽くすインストラクターが毎回専門家を招き、映画"ビジネス"とは何かを学ぶのがこのクラスです。劇場と配給会社の虚々実々の駆け引きとその仕組み、ハリウッドビジネスの最新情報、最新劇場公開映画成績とその分析、等など、授業内容といい、Instructorの実績といい、まさにハリウッドの生の声が聞ける絶好の機会と言えるでしょう。
Strategic Profile of the Entertainment Conglomerates
Instructor: Prof. Jamal Shamsie
アンダーソンの授業、AOL-Time Warner, Sony, News Corp, Viacom, Dreamworks,
Bertelsmann, Disneyという世界のメディアをまたにかけるエンターテイメントコングロマリット。これら各社を各1回の授業毎に扱って、分析・議論を行ないます。今年から始まった授業で、これまでShamsie教授が各社に関して体系的に集めてきた資料を読むだけでも今のエンターテイメント業界を取り囲む状況を理解できること請合い。それをさらにビジネス戦略の見地から分析しての議論するのがこの授業の趣旨です。
Negotiation Strategies: The Game
Instructor: Cameron Jones, COO, 50 Canons (Mike Newell's company).
Film Schoolの授業。ハリウッドのディールメイキングをシミュレーションゲームとして学ぶ。私はこの授業そのものは取っていませんが、後述するサマープログラムの中で同じシミュレーションゲームに参加しました。よく練られたゲームサマープログラムの場合は短期間で集中的に行なわれるせいもあり、非常にリアリティがありました。また講師は弁護士からプロデューサーに転身した興味深い経歴と大変な博学の方ですが、それ以上に人間的魅力にあふれていて、授業をさらにエキサイティングにしてくれます。
この他に元 Sony Pictures EntertainmentのCEOで現Mandalay Pictures社長のPeter Guberによる授業などがあります。また、MBAプログラムの一環ではありませんが、夏に毎年Film Schoolのちょっと変わったサマープログラムを受講したので、それを最後にご紹介します。
Summer Session
Professional Program in Producing
これは、Film Schoolの年間を通じたプロデューサー養成プログラムの短期集中版で、3ヶ月間、週4回、月−木の夜7時-10時にわたって行なわれます。世界各国からハリウッドを目指す若者が集まって、ハリウッドの映画製作をディールメイキング、撮影予算、日程から映画のストーリー構成など多岐にわたって勉強します。講師は約2週ごとに各分野の現役バリバリの専門家が呼ばれ、ゲストスピーカーも非常に充実しています。(私の時はBen Affleckや Art Lison (The
Untouchableのプロデューサー)など。)生徒の中にはすでに各分野で活躍している人もいたりして、授業外でも色々な集まりではそんなプロデューサーの卵たちとの親交を深めることができます。
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